映画/1日240時間Bパビリオン
映画1日240時間は正面に3つ
天井に1つ計4面の
スクリーンを持つ映像システムで
構成されています。
脚本 安部 公房
監督 勅使河原宏による
特殊技術や色彩技術を駆使しています。
そこには さまざまなリズムを持つ
現代社会を
とらえています。
産業技術の革新により
激しいスピードで変貌をとげる
社会構造 そのためしだいに
拡大される時間と縮小
される空間をとらえ
その未来である神経反応加速剤
(.アクセルチン)の発明が
巻き起こす悲喜劇をユーモアと
ファンタジーを織り交ぜた
S・F的ミュージカルとして
映し出しています。
上映時間30分 休憩時間20分
第一回目 10:30から最終回20:30より
この映画には
全世界の人が理解できるよう
セリフはない。
全編がミュージカル仕立てとなった。
ここは とある研究所
博士は助手と一緒に
今日も 新しい薬を
研究中だ。
永年の研究の結果できた
薬は 生き物の動きを
10倍にする効果があることがわかった。
これで今までの苦労が報われる
博士は大喜びだ。
博士はその薬を
神経反応加速剤
アクセルチンと名づけた。
この薬は人類の明日を
変えてしまうかもしれなかった。
そしてきんぎょにその薬を
与えるとなんと その金魚は
空中へ飛び上がった。
どうやら 能力も飛躍的に
あがるらしい。
自ら薬を飲んだ博士は
車がビュンビュン走る道路
へとびだした。
誰もが博士が車に轢かれると
思った瞬間 博士はスイスイと
車をかわし始めた。
薬は世界中の話題となり
博士は時の人となった。
これは博士の記者会見の模様だ。
博士は自らアクセルチンを飲んで一人
キャッチボールをしたり衣装の早着替え
などを披露した。
アクセルチンは大量生産の
ラインに乗りドンドンと売りに
出され飛ぶように売れた。
一日に一時間ほど
働けば以前と同じ効果が
得られるので釣堀などのレジャーは
大人気となった。
工場などでは 猛烈な勢いで商品が
作られていった。
ところが
薬を飲んでボクシングの試合を
すると体がバラバラになるという
事件が起こった。
博士は事態を重く見て薬の
販売を中止するのだった。
一度スピードの魔力に
魅せられた人々は博士と助手に
薬を求めて 襲いかかった。
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交通ケ゜ームへ
公式記録
記録写真集
小学5年生付録
から再構成いたしました。
再現
天井の4つ目の
スクリーンが演出
効果を高めた。
おことわり
神経反応加速剤の
名称については
現在四つの名称が
確認されていますが
来館者用パンフレットの
名称にて統一致しました。